「最近、心がしんどい……。」
そう感じて専門機関を探し始めたものの、
- カウンセリング
- 精神科
- 心療内科
……この3つの違いがよく分からず、迷っていませんか?
ただでさえ心も体もつらい時期だからこそ、
「選び方を間違えたらどうしよう」
と不安になりますよね。
この記事では、カウンセリング・精神科・心療内科の違いを、
患者目線で分かりやすく紹介します。
それぞれの役割を知ることで、自分にはどの機関が合っているのか、
あるいは併用した方がよいのかを考えるヒントになるはずです。
私は、約1年半にわたってカウンセリングと精神科に通い、
心療内科も受診した経験があります。
その体験をもとに、「患者として実際にどう感じたか」を交えながら、
それぞれの違いをお伝えします。
カウンセリングと精神科・心療内科の違い
カウンセリングと精神科・心療内科の違いは、
心の問題に対するアプローチの違いです。
詳しく見てみましょう。
カウンセリング
- 医療行為ではない心理的支援
- 話を聞いてもらうことがメイン
- すぐに患者と繋がれることが重視されている
カウンセリングは、基本的に医療行為ではない心理的支援です。
患者目線としては、悩みや話を聞いてもらうことに特化した場所です。
業界全体で「支援が必要な人と早く繋がれること」が重視されているので、
患者側の都合で、カウンセリングの日程の融通が利きやすいです。
オンライン・メール・チャットなど、カウンセラーとコンタクトの取りやすいサービスも増えていますし、
私の通う対面カウンセリングでは、先生の予定次第でそのまま時間延長、といったことも可能です。
一言まとめ
カウンセリングは、話を聞いてもらうことで、心を休ませる場所。
精神科・心療内科
- 医療行為を受ける場所
- 服薬や生活指導による心身へのアプローチがメイン
- 最近患者が増えており、初診の予約が1カ月後以上になる病院も
精神科・心療内科は、医療機関です。
患者目線としては、服薬や生活指導により、直接不調が出ている脳や体にアプローチする場所。
最近患者が増えており、初診の予約が1カ月後以上になる病院もあります。
初診後は、次回の予定を入れて、定期的に通院していくことが多いと思います。
病院なので、診療や受診の流れは、基本的には他の内科などと同じです。
問診・検査 → 医師による診断 →服薬や生活指導などで治療開始
あくまで先生は「患者の主訴の内容を含めた言動や雰囲気など」を見ており、診断ではそれらを総合的に踏まえて判断しているように思います。
つまりどういうことかというと、話をしっかり聞いてほしい患者が、そのつもりで精神科・心療内科に行くと、先生と見ているものがズレていて不満を感じやすい、ということです。(私もそうでした。)
内科で、腹痛の苦しみについてあまり長々と話をしないように、
精神科や心療内科でも、苦しみそのものの情報は伝えても、苦しみの背景についての深堀はあまりしない、こんなイメージです。
精神科はあくまで、心が原因で起こっている、不眠や不安などといった苦しみに、
医療的な治療を受ける場所です。
一言まとめ
精神科・心療内科は心の不調について治療を受ける場所。
この項のまとめ
カウンセリングは、話を聞いてもらうことで、心を休ませる場所。
精神科・心療内科は心の不調について治療を受ける場所。
まずは『話を聞いてほしい』のか、『治療を受けたい』のかを考えると、
どれが自分に必要なのか、選びやすくなります。
精神科と心療内科の違い
では、次に精神科と心療内科の違いについて、患者目線で説明します。
どちらも心の不調を診る医療機関ですが、さらに得意分野が異なります。
ちなみに、どちらでも休職届の証明は書いてもらえます。
精神科
- 心(脳)そのものの不調
- 気分、不安、不眠など
- 薬を出しつつ、休養を中心にサポート
私の場合は、不眠・不安に対して睡眠薬・抗不安薬を処方してもらい、
そのまま休養と経過観察を1年行ってもらっています。
心療内科
- ストレスが原因の身体不調・症状
- 胃痛・動悸・不眠・過敏性腸症候群など
- 薬を出しつつ、生活指導などでサポート
私の場合は、不眠に対して、睡眠薬に加えて、
具体的に⚪︎歩は1日に歩いた方がいいとか、
就寝時間よりも起きる時間を固定することを優先した方がいいとか、
アドバイスをいただき、睡眠記録をつけたりしていました。
この項のまとめ
患者目線としては、
「心のそのものの不調を治療したい」→精神科
「ストレス由来の身体不調を治療したい」→心療内科
という選び方をすればいいのかなと思っています。
カウンセリングと、精神科・心療内科併設のカウンセリングの違い
少し細かいですが、一般的なカウンセリングと、精神科・心療内科に併設されているカウンセリングの違いについても説明します。
一般的なカウンセリング
- カウンセラーが単独で行う
- 精神科・心療内科とは独立しているため、医師へ情報は直接共有されない
- カウンセリング時間が長く取れる(120分〜喋れるカウンセラーもいる)
精神科・心療内科併設のカウンセリング
- 医療機関所属のカウンセラーが行う
- 医師と情報共有しながらカウンセリングを進める(治療の一環)
- 診療とセットなので、カウンセリング時間は1時間以内になる印象
この項のまとめ
カウンセリングは話を聞いてもらう場です。
・長時間しっかり話を聞いてもらいたい場合は一般のカウンセリング
・話した内容を医療機関と連携してほしい場合は医療機関併設のカウンセリング
を利用するといいかもしれません。
ちなみに、一般のカウンセリングでも、何を医療機関の主治医の先生に伝えるか?は
相談・整理できるので、自分で主治医の先生に伝えたいことをコントロールしたい方は前者の方が向いているかもしれません。
まとめ
カウンセリング・精神科・心療内科には、それぞれ役割があります。
「どこが正解」というよりも、今の自分の状態に合った専門機関を選ぶことが大切です。
私自身も実際に利用してみて、それぞれに違った役割があることを実感しました。
もっとカウンセリングについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶︎【カウンセリングは意味ない?】1年通った私が実感した3つの効果
▶︎オンラインと対面、どっちがおすすめ?それぞれのメリット・デメリットを解説
▶︎カウンセリングを受けるメリットとは?私が「通って良かった」と感じた理由
あなたに合った方法で、少しでも心が楽になるきっかけになれば嬉しいです。
今日の研究はここまで。
また次回の研究でお会いしましょう。
研究員:アイ


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